ハガレン実写化:HOTワードを斬る vol.10

本日のHOTワードは…


「ハガレン実写化」である。


なんですか、それ?という方もいらっしゃるかもしれないが…

また私の得意分野です。スイマセン。


「ハガレン」とは「鋼の錬金術師」の略であり

「少年ガンガン」で連載されていた荒川弘先生の作品である。

そのハガレンの実写映画化が朝のニュースで正式に発表されたようだ。

今日のHOTワードを見ると


1位 ハガレン実写化

2位 鋼の錬金術師

4位 2017年冬に公開

5位 実写映画化!エド役は山田涼介


と、いう具合にベスト5をほぼ独占といった状況だ。

ものすごい注目度である。


しかし、関連ワードを見てみると…


「ハガレン実写化かぁ」

「ハガレン実写化ってデマじゃなかったの」

「ハガレン実写化ってマジだったの」


…ネガティブな意見が多いのである。


実際、ここ数年漫画・アニメが原作の実写化がここぞとばかりに乱立している。

有名どころだけで言っても


2014年:るろうに剣心、ルパン三世、寄生獣、アオハライド

2015年:ストロボエッジ、暗殺教室、予告犯、進撃の巨人、バクマン、orange

2016年:ちはやふる、僕だけがいない街、アイアムアヒーロー、テラフォーマーズ、デスノート


ここに上げているのは、ほんのほんの一部に過ぎない。


私もアニメ好きとしての立ち位置から意見を述べさせてもらうと、

人気漫画を何でもかんでも実写化して、その時流行っている旬の女優・俳優使って

お手軽にヒット狙っちゃおうぜ、みたいな風習はあまり好きではない。

※あくまで私の独断と偏見の意見です。


漫画愛!原作愛!のファンにしたら、アニメ化すらも憤ることもある。


たかが紙の上の世界、されど紙の上の世界。


作者が込めた想いや、作者が描いた世界観を忠実に再現することは

実は非常に難しいのである。


アニメ化にしたって、そのキャラクターが動いたら、声だって、表情のひとつだって

イメージと違かったら…がっかりだ。

名シーンにかかるBGMだってそうだし、緊迫するシーンの間のとり方だってそうだ。


原作のイラストを使って表現するアニメですら、その難易度なのだから

実写アニメのハードルはさらに上がる。


実在しない人を、実在する人で表現しなければならないのだから。


それゆえ、開き直って実写版は原作とは別物、として観る人もいる。

むしろ原作好きすぎるので見ない、という人もいる。


みんなそれぞれの捉え方があるので、いいと思う。


ただやはり、こういった実写化のニュースにネガティブな意見が増えてきたのは

ここ最近の実写映画化のインフレによるものだと感じている。


実写映画の中でも完成度の高いものもあるので、一概には批判は出来ないとしても、

本当に実写が必要なのか、作者が、ファンが望んだ作品が出来るのか、ということを、

今一度、見直したい時期に来ているのかもしれない。


以上KOTAでした。

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