LoVA:HOTワードを斬る vol.8

「LoVA」


ロヴァ…ではない。

LORD of VERMILION ARENA の頭文字をとって「LoVA」である。

『LORD of VERMILION ARENA』とは、スクウェア・エニックスが提供するPCオンラインゲームであり、海外で人気のいわゆるMOBA(Multiplayer Online Battle Arena)というゲームジャンルに分類される。


MOBAを簡単に説明すると、プレイヤーを2つのチームに分け、リアルの時間軸で進むゲーム世界の中で、味方チームと力を合わせて敵チームを制圧するゲームである。


なぜこの「LoVA」がHOTワードに上がったかと言うと…

サービス終了のニュースが発表されたからだ。


LORD of VERMILIONはもともとゲームセンターのアーケードゲームとして展開しており、そのあとも続編がいくつか続くほどの人気だ。


そしてそのLORD of VERMILIONのPCオンラインゲームとしてスタートしたのが

「LoVA」である。


リリースは2015年の6月。わずか1年でのサービス終了である。


ネットでの反応はというと…


「終わるの早ッ!」

「最初は面白かったけど…」

「もう終わるの??」


といった形で、その終了の早さに驚く人が多数だ。

その衝撃のニュース故のHOTワード浮上ということなのだろう。


昨今、ネットゲームやスマホゲームが乱立している。

大手ゲーム会社が提供しているゲームだから安心、ということはないのだと、今回のニュースで痛感した。


それにしても、昔は5000円でゲームソフトを購入すれば、一定そのストーリーを読み終わるまでは楽しむことが出来た。

今では無料で始められるゲームがほとんどで、ゲームを有利に進めるべく課金というシステムがある。人によっては0円でゲームを楽しむ人もいれば何十万円も費やす人もいる。


そんな中で怖いのが、このサービス終了だ。


もちろん、そこでかけたお金を、その瞬間ゲームを楽しむための歓楽費用と考えればいいのかもしれない。

だが、今後も継続して楽しむために将来を期待して課金したのであれば、つぎ込んだ費用は戻ってこないし、自分が沢山投資して育て上げたデータも消えてしまう。


お金の掛け方、使い方は人それぞれではあるが、

オンラインゲームへの課金は一種のギャンブルのようなものだな、と感じた。


自分の投資が一時的にはプラスに働くことがあったとしても、

その価値は永久不変ではなく、予想出来ないタイミングで全て失われる可能性もある、と。


「LoVA」に関連するツイートを見ていたらこんなツイートが目に留まった。


「LoVAが一番話題になったのがサービス終了っていうのがもうギャグ」


まさに、といったところ。


一番話題になったことが終了のニュースだったなんて、あまりにも皮肉である。


オンラインと言う「形がない産物」だからこそ、

その価値を長く保てるようにするのも、提供する側の責任なのかもしれない。


以上、KOTAでした。

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