HOTワード分析を始めて早くも13回目になるが、
やはり季節や天候、現象に関わるワードはHOTワードに上がりやすいなと感じる。
そんな中、今回取り上げるワードは「夏至」。
夏至がどんな日か、ご存知だろうか。
多くの人はこう答えるだろう。
「1年の中で昼が最も長い日」
もちろんそうなのだが、実はそれ以外にも色んな話がある。
今回は夏至にまつわる言い伝えや、他国の夏至について紹介したいと思う。
■ロマンティックなストロベリームーン
いつも白く光って見えるお月様だが、夏至の時期のお月様はオレンジ〜赤みがかった温かな色に輝く。
そんな月に名前をつけたのが、ネイティブ・アメリカンのアルゴンキン族だそうだ。
彼らは6月に収穫時期を迎えるイチゴにちなんで、この時期に見えるオレンジの月を、その果物の色とも連想させてか「イチゴのお月様=ストロベリームーン」と呼んだと言う。
また、この「ストロベリームーン」は”見ると好きな人と結ばれる”なんていう言い伝えもあるそう。名前もさることながら、とてもロマンティックな逸話である。
■タコと焼き餅を食べると良い!?
夏至の時期に食べると良いとされていたのが、「関西ではタコ」「関東では小麦粉を混ぜた焼き餅」ということだが、どんな由来があるのだろうか。
関西ではタコの8本足のように農作物が地に根付くように神様に奉納したとされるタコ。また、関東では収穫された小麦で餅を作って神様に奉納していた。
どちらも神様に納めたあとに自分たちで頂いて、神の力を取り入れると言う考えを元に、
こういった言い伝えが生まれたのは興味深い。
■海外では太陽に感謝する日
日本よりも太陽が出ている時間が短いヨーロッパでは、太陽に感謝するお祭りが多く開催されると言う。
例えばフランスでは、街中が音楽に包まれる「Fête de la musique」(フェット・ドゥ・ラ・ミュージック)、「音楽祭り」の日なのだ。
音楽を奏でる場所は、路上やカフェ、コンサートホールから公園、美術館など場所も様々で、素人でもなんでも、町中で音楽を奏でるという。
バンドでも、フォークソングでも、ロックミュージックでも、アカペラでも、民族音楽でも、なんでもありというこの「音楽祭り」。夜中まで続くそのお祭りは「音楽を通してみんなで街に出て楽しもう」という想いのもと開催されているそうだ。
今回はあまり知られてない夏至にまつわる話を紹介させてもらった。
太陽の恵みを存分に浴びることができるこの時期には、
暑さを嫌がらずに外に出て日光浴してみるのもいいかもしれない。
以上、KOTAでした。
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