海外の事例から学ぼう!〜Learn from abroad〜
略して、LFA!のVol.2をお届けします。
今回は、『Google拡張機能』をうまく活用した事例をご紹介します。
そもそもGoogle拡張機能ってなに?という方もいるかもしれないので、
そこから説明できればと思います。
Google拡張機能とは・・・
シンプルに言うとChromeに追加できる機能です。
例えば、画面をキャプチャーできる機能や広告をブロックする機能など、個人〜企業が作ったもので、Google拡張機能のページでたくさん紹介されています。
その中で必要な機能をブラウザに追加することができ、Chromeを自分専用にカスタマイズ
して使うことができます。
通常はChromeを使うにあたり、より使いやすくなるために提供されている機能ですが、
これをプロモーションに活用した事例をご紹介します。
(1)Fly to any picture
インドの旅行会社「Broken Compass」が提供した【tripstr】という拡張機能。
SNSに投稿された写真をクリックすると、その場所までの旅プランを作成してくれる、という、とても素敵なサービスです。
やることはとっても簡単。
【tripstr】をインストールし、出発地、通貨、出発日、渡航人数などの基本情報をあらかじめ選択しておきます。
あとはInstagramなどのSNSを見て、気になる写真があればクリック!
そうすると【tripstr】がどこで撮影された写真かを特定し、最も近い飛行場を選定、
さらに複数の旅行サイトを検索して、目的地までの最安運賃を提示してくれる、というもの。
なんて至れり尽くせり!
旅行とはこのようなインスピレーションを大事すべき!と思うので
ぜひとも活用したいなと思いました。
ガイドブックで取り上げられる大きな観光地だけでなく、穴場にもスポットが当たるので
とてもいいサービスだなと思います。
続いて紹介するのは、
(2)MINI Fast Forward
簡単に言うと、YouTube、Facebook、Netflix動画を好きなところまで早送りができる
Google Chromeの拡張機能です。
これだとただの使いやすい機能だけですが、おもしろいと思うのは、
この機能を提供することによって、『MINIクーパーS』の加速力を訴求しているという点です。
使い方は【MINI Fast Forward】をインストールし、早送りをしたい時に“Sキー”を押すのみ。
“Sキー”を押している間、『MINIクーパーS』の加速音が鳴り、『MINIクーパーS』が急加速するかのごとく、動画も早送りされるという仕組み。
ユーザビリティも高く、かつ商品についてのブランディングもできている、
とてもいい事例です。
最後にもう1つ。
Google拡張機能ではないですが、
MINIは過去にもYouTubeでおもしろい取り組みをしているので、ご紹介します。
■番外編:MINI John Cooper Works YouTube Race
通常、YouTube広告はスキップされることが多く、
多くの場合は、いち早くスキップを押そうとカーソルを合わせていますよね。
(筆者もその一人です(笑))
それを逆手に取りMINIは、
スキップボタンを押そうとするユーザーと“スピードレース”をしようと企画しました。
このレースによって『MINI John Cooper Works』のスピーディな走りを訴求しているのです。ユーザーの心理をうまく活用したとてもクレバーな事例ですね。
今回の海外事例はどれもユーザー欲求と伝えたいメッセージをうまくつなげることができている事例だったと思います。
LFA(Learn from abroad)次回もお楽しみに!
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